WordPressサイトの表示速度改善や維持費の見直しのために、サーバーの移行を検討していませんか?
「データが消えたらどうしよう」「DNSの切り替えタイミングが分からない」といった不安から、なかなか踏み出せない方も多いはずです。
本記事では、現役のWebエンジニアが実際の現場で行っている安全なサーバー移行手順をステップバイステップで分かりやすく解説します。
💡 まず結論:移行先サーバーに迷っている方へ
サーバー移行の成功率は「移行先のサーバー選び」で8割決まります。実務で数多くのサーバーを扱ってきた筆者が、速度・安定性・WordPress簡単移行ツールの扱いやすさから最もおすすめしているのは「エックスサーバー」です。
- 表示速度・耐アクセス性の高さが圧倒的
- 「WordPress簡単移行」機能を使えば初心者でも数クリックで完了
- 無料独自SSLの導入がスムーズ
特別な理由がない限り、移行先にはエックスサーバーを選んでおけば間違いありません。
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サーバー移行前に必ずやるべき3つの準備
移行作業に入る前に、以下の3点は必ず確認・準備してください。
- 旧サーバーの完全バックアップ(データベース
.sqlとwp-contentフォルダ) - 旧サーバーで利用中のプラグインの確認(キャッシュ系・セキュリティ系プラグインは一時停止を推奨)
- メールアドレスの移行準備(独自ドメインでメールを送受信している場合、新サーバー側でもメールアカウントを作成しておく必要があります)
WordPressサーバー移行の全体像
サーバー移行は以下の5ステップで進めます。
- 旧サーバーのデータをバックアップする
- 新サーバーを契約し、ドメインとデータベースを設定する
- 新サーバーへデータを移行・設定調整する
- hostsファイルを書き換えて移行先で正常に動くかテストする
- ネームサーバーを切り替える(移行完了)
STEP 1:旧サーバーからのバックアップ取得
まずは、現在動いている旧サーバーからデータを取り出します。必要なデータは大きく分けて2つです。
必要なデータ
- FTP上のファイル群(特に
wp-contentフォルダ) - データベースデータ(
.sqlファイル)
FTPソフト(FileZilla等)を使ってサーバー上のファイルをローカルPCにダウンロードし、phpMyAdmin等からデータベースをエクスポートしておきます。
STEP 2:新サーバーでのドメイン設定とデータベース作成
移行先の新サーバー側で受け入れ準備を行います。
- 新サーバーの管理画面で、対象の独自ドメインを追加する
- 移行用の空のデータベース(MySQL)を作成し、データベース名・ユーザー名・パスワードをメモする
STEP 3:データのアップロードと wp-config.php の書き換え
取り出したデータを新サーバーへ配置します。
- 新サーバーのFTPに
wp-contentフォルダを含むWordPressファイルをアップロードする - 新サーバーのphpMyAdmin等を開き、取得しておいた
.sqlファイルをインポートする wp-config.phpの以下の記述を、新サーバーで作成したデータベース情報に書き換える
// ** MySQL 設定 - この情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のためのデータベース名 */
define( 'DB_NAME', '新データベース名' );
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define( 'DB_USER', '新ユーザー名' );
/** MySQL データベースのパスワード */
define( 'DB_PASSWORD', '新パスワード' );
/** MySQL のホスト名 */
define( 'DB_HOST', '新ホスト名' );
プロのアドバイス
エックスサーバーなどの高機能サーバーを利用する場合、管理画面にある「WordPress簡単移行機能」を使うと、旧サイトのログイン情報(URL、ユーザー名、パスワード)を入力するだけで上記の手順(ファイルとDBの転送)が自動で完了します。手動でのミスを防ぎたい方はツールを活用しましょう。
STEP 4:【重要】DNS切り替え前の動作確認方法(hostsテスト)
DNSを切り替える前に、新サーバー上でサイトが正しく動作するか確認することが非常に重要です。
PCの hosts ファイルを編集し、自分のPCだけ「ドメイン名でアクセスした際に新サーバーのIPアドレスを見に行く」状態を作ります。
- Windowsの場所:
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts - Macの場所:
/private/etc/hosts
以下のように最下行へ追記して保存し、ブラウザで表示崩れやログインができるかを確認します。
[新サーバーのIPアドレス] [あなたのドメイン名]
確認が終わったら、追加した行は必ず削除してください。
STEP 5:ネームサーバー(DNS)の切り替えと注意点
動作確認に問題がなければ、ドメイン管理会社(お名前.comや旧サーバー側)でネームサーバーを新サーバー指定のものに変更します。
⚠️ ネームサーバー切り替え時の注意(浸透時間)
ネームサーバーを変更してから世界中のDNSキャッシュが完全に切り替わるまで、数時間〜最大48時間程度(DNS浸透期間)かかります。この期間中は旧サーバーと新サーバーのどちらにアクセスされるか分からないため、記事の更新やお問い合わせフォームのテスト等は控えましょう。


